(8/26-27)大阪府工業協会で「製造現場のIoT導入体験実習コース」を開催しました!

8月26日(木)と8月27日(金)の二日間、大阪市南本町にある大阪府工業協会で、製造現場のIoT導入体験実習コース(二日間 46,200円(会員)、57,200円(一般))を開催しました。募集の〆切り3週間前には満席(24人)となる人気ぶりに、ラズベリーパイによる工場の見える化に興味を持っている層の厚さを感じました。

このセミナーはラズベリーパイとNode-Redを用いて、工場を見える化するIoTを自作するという、ハンズオン型のセミナーです。皆さんにラズベリーパイ3A+とセンサーを配布し、それを使って、パトライトを使った稼働率測定システムや光透過スイッチによる出来高計測システムに、すぐに応用可能なシステムを作成してもらいます。さらにWebページに、稼働状況や出来高をリアルタイムで表示するところまでを実際に自作してもらいました。Webページへの記載なので、同じネットワーク上の機器(PC,スマホ、タブレットなど)なら、表示したり、操作したりすることができます。

セミナー当日は、コロナ禍で緊急事態宣言が出ているにも関わらず、一人の欠席者もいないという状況でした。このやる気に溢れた会場で、アシスタントで講師を務める木下さん(中小企業診断士仲間)との共同セミナーが開始されました。最初の座学が終わると、木下さんと講師を交代します。講師は、テキストに書いてあることを理解していれば務まりますが、アシスタントは、会場で起こる不慮のトラブルに全て対応する必要があるため、講師以上の技術力を持っていることが必須条件になるためです。

1日目は、IoT構築の際の留意点、ラズベリーパイや周辺機器の解説などを手始めに、ラズベリーパイの使い方や、Node-Redを使ったシステムの作り方などの実習を行い、滞りなく終了。問題が起こったのは2日目でした。 翌日朝、実習が始まる15分ほど前、1/3ぐらいの皆さんがラズベリーパイにアクセス出来なくなっていることが判明しました。どうやら前日、部屋替えの際にPCがシャッフルされて、同じ条件ではなくなったため、接続が解けたようです。しかし、それを修復するための携帯ディスプレイを一台しかもっておらず、全員の修復を終えた時には、数十分が過ぎていました。接続していた人には、演習をやってもらったとはいえ、次回からは修復手段を2つ以上用意せねば・・・、と誓うのに十分なインパクトがありました。  終了後、恐る恐るアンケートを覗いてみると、有料セミナーにしては好意的な意見が多く、かなりホッとしました。次も頑張ろうと考えています(11/Eの再開催を打診されています)。

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